骨盤を動かして部分やせ
骨盤は、「腸骨+恥骨+坐骨+仙骨(仙椎)」の4つの骨の総称で、腸骨+恥骨+坐骨の3つの骨を合わせて「寛骨」、腸骨の外側の骨を特に「上前腸骨棘」、骨盤の上の骨を「腰椎」といいます。
骨盤は睡眠中や、自分の好きなことをしているときや、好きな音楽を聴いているとき、リラックスしているときには開き気味になっているといわれています。
ところがこの骨盤が常に開き気味になっていると、さまざまな支障が出てきます。
なぜなら骨盤には股関節が付着している訳ですから、骨盤の不調が即、股関節、脚部、冷え性→むくみ→肥満、O脚・生理痛(生理不順)に影響を及ぼすというわけです。
体型的には、下腹部に脂肪が吸着する傾向にあるようです。
一方、スポーツをしているときや頭を使って勉強しているとき、働いているとき、ストレスを感じているとき、緊張しているとき、集中しているときなどは、骨盤は閉じ気味になっています。
そして骨盤が、常に閉じ気味の場合は「不眠・短気」などにつながりやすいといわれています。体型的には胃のあたりのぽっこりが目立ちます。
・妊娠と産後の骨盤
女性の骨盤は赤ちゃんを産むために、男性よりも幅が広くやや低めに位置しています。また骨盤は1日の間でも開閉していますが、妊娠中はさらにこの開閉幅が大きくなり、出産が近くなるにつれて開く幅が大きくなり、出産時にもっとも開く(緩む)こととなります。
もちろん開いた骨盤は通常であれば閉じていき、妊娠前の状態に戻るのですが、骨盤の開閉がスムーズにいかない人の場合は産後、骨盤が閉じきらず、骨盤が開いたままの状態となってしまいます。
よく産後太りという言葉を耳にしますが、最近では妊娠中の体重増加を8kg程度としているとか。
しかし、やはりなかなか、体重維持は難しいようです。
出産後、母乳をあげている人のほうがやせやすいとか、いろいろ言われていますが、 出産後できるだけ早く体力を回復させ、出産前の体調に戻し、すみやかに体重コントロールに取り組んだほうがよいでしょう。
【骨盤チェック!】
当てはまる項目があったら、あなたの骨盤は歪んでいるかも…
- まっすぐ立った状態を鏡で見て肩の高さが違う
- 左右の足の長さが違う
- ネックレスがいつも同じ方向にズレる
- 一方の靴のある部分(特に外側の部分)だけがいつもすり減る
- ウェストの「くびれ部分」の高さが左右で違う
- 下半身が痩せにくい(お尻が大きい)
骨盤の「ゆがみ・ズレ・傾き・開き」は、筋力の衰え、低下が原因の場合もあります。
骨盤は「腹直筋・腹斜筋・腹横筋」の3つの腹筋によって守られていますが、現代人は運動不足のためこれらの筋力が低下し、知らないうちに骨盤が歪んでしまっていることがあるのです。
そこで低下した腹筋を鍛えることで、骨盤の「ゆがみ・ズレ・傾き・開き」を矯正する必要があります。
【日頃の生活の中で骨盤を矯正する方法】
- 右手をよく使う人は左手を使うように心がける。
- 歩くときは足の親指(内側)に力を入れるように心がける。
- ハイヒールは履かない。
- 仰向けに寝るように心がける。
- なるべく足を組まないで座る。
- 後ろ向きや横向きに歩いてみる。
・腹筋について
腹筋は、いくつもの層深層・浅層から成り立っていて、一番深い所から順に大腰筋・腹横筋・内腹斜筋・外腹斜筋・腹直筋となっています。
特に女性にとって気になるウエストを構成するのは、内腹斜筋・外腹斜筋・腹直筋です。
トレーニングを行う際にはちょっとしたコツが必要です。
それはまず、疲労しにくい内腹斜筋・外腹斜筋を鍛え、次に腹直筋、そしてさらに内腹斜筋・外腹斜筋を鍛えるといったメニューを組むこと。
これでウエスト引き締め効果が上がります。
★ウエストを作る
クランチャー
仰向けに寝て手をゆっくり下方に伸ばしながらからだを起こしていく(12回×3セット)
(12回×3セット)
★ぽっこりおなか(上部・下部)を引き締める
ニースラスト
1)仰向けの状態から下方に足を伸ばしながら、胸に逆の足を引きつける
2)その時にその逆の手を斜め下方にスライド(12回×左右×2セット)
(12回×左右×2セット)
★おなか・背中のベルトの上の肉をとる
レッグスライド
横向きに寝たら、上の足を斜め後方にスライドする(12回×左右×2セット)
(12回×左右×2セット)
次回は、ヒップのの作り方をアップしましょう!
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